ECパッケージの業界大手のecbeingの評判と考察

ECパッケージの最大手のecbeing社は1100以上の導入事例がありクライアントにも一流企業が多いです。上場もしている事から、クライアントとしては、信頼感もあり、仕事を依頼しやすいECパッケージの会社です。

ecbeing社の前身はPCの販売代理店で小売りを行っていました。ecbeing社は当時、クライアントからの依頼でECサイトをやって欲しいという要望を受けてecbeingが自社でECを開発し運用をはじめたのが、現在のECパッケージ会社としての由来です。

ECの評判も徐々に良くなっていき、そのうちに事業化しパッケージ製品名をecbeingとしました。

それではecbeing社とは実際にどのような会社なのでしょうか?本日はEC業界で10年の経験がある筆者がecbeingについて業界関係者の立場から解説していきます!が趣味で書いてるブログなので、間違っていたらごめんなさい!

ecbeing社の戦略とは?

ECサイト導入・構築からお客様のECのマーケティング機能を支援していく戦略をとっています。中長期的にECクライアントのマーケティングを強化を行い、お客様と一緒に成長していく戦略です。

コンサルティングには特に力を入れており、有名ではないECサイトのコンサル会社よりは、よほど信用できます。(本格的なコンサル会社には負けますが)

ecbeing社の運営体制は?

協力会社を含め300人という規模は業界ナンバーワンです。その内訳の一部ですが、筆者の経験からの推測ですが下記のようになると思います。

・SE50名
・開発100名(協力会社を含む)
・営業10名未満(30代から40代の営業)

そして直販の営業部隊はecbeing社が競合他社の中で一番優秀です。その背景には、もともと営業会社であったため、顧客第一主義という文化があるためです。

ecbeing社の強みとは?

①信頼感

大手のクライアントを中心とした圧倒的な事例の豊富さです。すでに1100社の導入実績があり、これからECを検討している大手クライアントは企業内での稟議を通しやすいでしょう。また、上場企業のグループ会社であり、この点も仕事を発注しやすいと思います。

②しっかりした営業体制

ecbeing社はこの業界では珍しくシステム会社出身ではなく営業会社出身です。従ってお客様目線の考え方が会社のポリシーとして浸透しています。

③システムトラブルが少ない。

受注した案件が大きなトラブルになっているといった話はあまり聞いたことがありません。開発したものが比較的しっかりしているのでしょう。

④保守体制

保守体制は開発に携わった担当SEが、そのまま保守を担当してくれるという体制をとっていますから「話がわかる」担当ですので、障害があった時も対応がスムーズです。

しかしこの点は弱みにもなり、SEの数は限られているため一人のSEが案件を持つ数には限度があります。

全ての案件に注力できるわけではないので、担当の手厚いサポートが受けられるのは、優良顧客の上位30%程度です。

ecbeing社の弱みとは?

①カスタマイズや追加改修費用が高い

「WEBの見せ方を少し変える」、「外部と連携をする」等の改修要件はすぐ「数百万円」のコストがかかります。またタグを入れる程度の微修正も「数十万円」の高額費用がかかります。

しかし、ecbeingというパッケージを導入した以上、お金を払うしか方法はありません。その理由は次のポイントの「ソースコートの開示」にも関わってきます。

②システムのソースコードを開示していない。

ecbeingでのソースコード開示はライセンスを買い取れば可能であるとの事ですが、そのようなケースは聞いたことがないですし、おそらく相当高額なはずです。ecbeingというソフトウェアの開発言語は「.net」だからベースはWindowsです。

Windowsだからセキュリティー上、更新数は多いですから保守費用はかさみます。ecbeing社のビジネスモデル自体が保守で稼ぐモデルになっているからです。

③ECシステムが古くなる。

ecbeing社だけではないのですが、パッケージ製品なので導入後システムが古くなっていく事が避けられない点です。そしてecbeing社は保守・カスタマイズ費用がべらぼうに高く、ちょっとした改修でも100万円の単位で改修費用が度々発生します。

そのためシステムが古くなるという弱みは、ecbeingの場合だとコストがかさんで大変な事になります。

予算の少ない会社がecbeingを入れたため、改修はしたいがお金がなく身動きがとれなくなるケースを度々聞いたことがあります。ただそれも予算が大きい会社なら、さほど問題にならないでしょう。

④ecbeingで標準対応の決済会社は「GMO」と「ベリトランス」だけ。

2015年時点の情報だと、ecbeingで対応している決済会社は「GMO」と「ベリトランス」だけです。

「標準対応ではない決済会社」「標準対応の決済会社でも標準機能となっていない決済手段」等の、その他の決済を採用しようとすると数百万円規模のカスタマイズが発生します。

ライバルのebisumartを意識した「クラウドEC」のメルカートを2017年にリリース

昨今は、ebisumartも導入サイトを急激に増やしており、ecbeing社の最大のライバルとなっております。ebisumartはカスタマイズできるクラウドECという訴求で、「陳腐化しないシステム」を売りにしています。

そういった背景からなのか、ecbeingもebisumartと同じくカスタマイズできるクラウドECをリリースしました。それがクラウドの「メルカートです」

私の聞いた話ですが、大規模なカスタマイズやシステム連携などの要件に対しては、従来のパッケージ商品を売り、それよりも規模感が小さい範囲のカスタマイズであれば、メルカートを販売しているようです。

★ecbeingの戦略をザックリ

大規模EC ==> パッケージ
そこそこの規模のEC ==> メルカート

ecbeingもクラウドECに力を入れ始めたのはビックリですが、今後はebisumartやメルカートがこの市場の主役になっていくのではないでしょうか?

ecbeingがおすすめな会社はどんな会社?

どの業種・業態でも対応できますが、後のカスタマイズを考えれば予算を持っている大手企業が相性が良いでしょう。

ecbeingがおすすめでない会社はどんな会社?

BtoBのECサイト

通常BtoBとは、会社ごとに独自のフローや機能が求められますから、カスタマイズ費用が高額なecbiengは費用対効果が良くありません。(でしたが、それも昔の話で、今はBtoB専用パッケージがあるようです。)

頒布会のECサイト

頒布会を行う会社にはおすすめできません。頒布会をecbeingで行うケースはカスタマイズが必要になってきます。タマゴカートのようなASPでできる頒布会要件も、ecbeingでは1000万円はかかります。

定期販売のECサイト

今までやってこなかった事から定期販売のノウハウが欠けています。事例ゼロというわけではありませんが他のアパレルなどの業種事例と比べると圧倒的に弱いです。

予算が少なめの会社

改修費用が高額なため追加改修の予算がとれない会社が将来何もできなくなります。

独自の機能をECでやりたい会社

その会社の独自な機能などオリジナルな事をやりたいという方はカスタマイズの費用が高くなってきます。自社で追加開発をしたい会社には向いていません。

ecbeing社のオムニチャネル

最近のecbeing社の事例ですが、あるアパレルのブランドのオムニチャネル事例がアパレル業界のベンチマークになっていますが、かなり要件が複雑で大変だったようです。

ecbeing社のPOS連携

ecbeingは自社ではなく東芝テック社と連携しています。ecbeingの特徴は自社のECサービスは良いが、パートナーとはあまり上手くやれていないようです。

その理由は会長や会社の方針にあります。会長の目線はお客様に向いています。パートナーからすると「それは難しいのでは?」といった要件も「パートナーができないなら自分達でやるよ」という気概がベースにあるからだと筆者は考えます。

ecbeing社の雰囲気は?

体育会系ですがさっぱりしている印象です。一度辞めた社員がecbeing社に出戻りするケースが多いようです。ビジネスライクで結果を出せば評価されます。数字市場主義の会社です。ですから給料は悪くありません。ただし同族系企業なので、社長の意向はかなり強いです。

顧客至上主義なので、営業としてキャリアを積むにはいい会社ではないかと筆者は考えます。

最後に

いかがでしょうか?本日はECプラットフォーム最大手のecbeing社を紹介いたしました。基本的に顧客目線の会社であり、営業もサポートもしっかりしております。かかるコストが高いですがそれは品質の裏返しで、しっかりしたシステムを構築してくれるでしょう。

ただし、予算が少なめの会社は他のECプラットフォームを検討してみたほうが良いでしょう。

ecbeingさんのホームページでもご確認くださいね!

大手ECシステムパッケージ各社徹底比較 → 

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